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うさぎ幻化行

突然この世を去ってしまった、義兄・最上圭一。優秀な音響技術者だった彼は、「うさぎ」に不思議な“音のメッセージ”を遺していた。
圭一から「うさぎ」と呼ばれ、可愛がられたリツ子は、早速メッセージを聞くことに。
環境庁が選定した、日本の音風景百選を録音したものと思われるが、どこかひっかかる。
謎を抱えながら、録音されたと思しき音源を訪ね歩くうちに、「うさぎ」は奇妙な矛盾に気づく──。

音風景を巡る謎を、旅情豊かに描く連作長編。鮎川賞受賞作家からの最後の贈りもの。

東京創元社 2010/02
創元推理文庫 2014/04 
文庫化 カバー

暁英 贋説・鹿鳴館

明治十年、日本政府に雇い入れられた若き英国人建築家ジョサイア・コンドルは、横浜港に降り立ち、外務卿井上馨らと対面する。
工部大学校造家学科教授兼工部省営繕局顧問としてのコンドルの多忙な日々が始まった。
日本趣味の昂じたコンドルは画家河鍋暁斎に弟子入りし、「暁英」という雅号をもらう。
一方でコンドルは、来日の仲介をした国際商社ジャーデン・マセソン社から、ある密命を帯びていた。
それは、銀座煉瓦街の設計を担当した後に忽然と姿を消した、ウォートルスというアイルランド人建築技術者の消息を調べることだった。コンドルはやがて、時代が大きく動く際に必然的に生じる、濃くて深い闇の中に、自分が足を踏み入れてしまったことを知る―。
鹿鳴館とは、何だったのか。そして明治とは、果たして何だったのか。

無念の絶筆。

徳間書店 2010/04
徳間文庫 2011/03 
文庫化 カバー

ちあき電脳探偵社

桜町小学校に転校してきた鷹坂ちあきは、サラサラ髪にえくぼがかわいい女の子。
でも、不思議な事件に遭遇すると大変身! 鋭い推理力とアクティブさで謎に 挑んでいく。
学校の前の桜の花が一夜にして消えた謎に迫る「桜並木とUFO事件」。
あかずの倉庫に出没する幽霊の正体を暴く「幽霊教室の怪人事件」ほか。
2010年1月に急逝したミステリーの名手が遺していた、謎解きの魅力に満ちた連作推理短編集、初の書籍化。

PHP研究所 2011/01

邪馬台 (蓮丈那智フィールドファイルIV)

卑弥呼の昔から現代まで――謎の古書に隠された、歴史の闇を貫く巨大な秘密。
奇妙な挿話と鏡のモチーフに彩られた「阿久仁村遺聞」。
地図から消された村の来歴と、古書に秘められた暗号を解き 明かすとき、邪馬台国から明治、そして現代まで繋がる「もうひとつの歴史」が浮上する! 異端の民俗学者・蓮丈那智、最大の事件。

著者急逝のため連載中絶 となった幻の長編ミステリーが、遺志を継いで遂に完成。

新潮社 2011/10
新潮文庫 2014/02 
文庫化 カバー

凶笑面(シリーズ第1弾)
触身仏(シリーズ第2弾)
写楽・考(シリーズ第3弾)

天鬼越 (蓮丈那智フィールドファイルV)

真贋など、どうでもいい。何故偽書が作られたのか。重要なのはそれだけだ。

奇怪な祭祀「鬼哭念仏」に秘められた巧緻なトリック。
都市に隠された「記号」の狭間に浮上する意外な真相。
門外不出の超古代史文書に導かれた連続殺人――。
氷の美貌と怜悧な頭脳をもつ異端の民俗学者・蓮丈那智が快刀乱麻を断つ。
単行本未収録の二編に、遺されていた幻のプロットに基づく書下しなど新作四編を加えた民俗学ミステリー。

北森鴻・浅野里沙子共著の2作目。

新潮社 2014/12
新潮文庫 2016/3 
文庫化 カバー

凶笑面(シリーズ第1弾)
触身仏(シリーズ第2弾)
写楽・考(シリーズ第3弾)
邪馬台 (シリーズ第4弾)

   
   
   
   
   

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